オオクチユゴイ
なんか固まってたみたいで、一網でこんだけ捕れちゃってビビリました。
スケールないんでアレですが、デカい奴で20cmくらいはあったと思います。
写真撮らせてもらった後、全員元気に川に帰って行きました。
タフなやつらです。
最近ジャングルパーチなんて呼ばれてバス釣り感覚で注目されてるみたいですが、
俺は25年くらい前から、この魚を見たいと思い続けてきたんだかんな~。
ユゴイが流れ着いてないかと夏の房総半島でタモ網ふるう小学6年生…。
それらしき魚が採れたと思いきや、コトヒキかギンユゴイがせいぜい…。
あの頃おいらは純粋だったのだろうな(遠い目)。
なんてしょーもない感傷は置いといて、
この魚やユゴイは汽水魚と思われてるフシがあるんですが、
少なくとも沖縄では、魚とりしても、水中メガネで観察してみても、
汽水域じゃまず見ないです。
両側回遊魚なので、生活史の中で汽水域を通過するのは間違いないですが、
海から上がってきた後のメインの生活場は淡水域だと思われます。
本州でのコイ科のニッチにユゴイが入り込んでるんじゃないかと。
あくまで海とつながってる河川の話で、ため池やダム湖の上流河川にはいませんが。
中流域から渓流域までいますが、河川規模が小さくなるほど多い気がします。
水深が5cmもないような場所でも稚魚が所狭しと泳ぎまくり、
淵になってる場所を覗き込むと、大型個体が出てきて驚かされたりします。
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シマヨシノボリ
またスーパー普通種ですみません。
シマヨシも本州の方の個体群とは遺伝的に隔離されてるそうで。
ほっぺたのミミズ模様の下地が鮮やかな水色なのが、こっちのシマヨシの特徴なのかな。
心なしか、本州の個体群よりキレイな気がします。
大型個体はやっぱりふてぶてしくなっちゃいますけどw。
本州の川では、シマヨシは比較的下流にいる、と思うんですが、
沖縄の川だともっと上流にいます。
沖縄だと下流はマングローブ帯で、当然ながらそういう場所にはいなくて、
底質が岩や礫になり、ほとんど渓流と呼びたくなる辺りから出てくる印象です。
前回、3月に訪れた時と、同じ川を攻めてみたんですが、
前回はクロヨシノボリが圧倒的に優占種だったのが、
今回は完全にシマヨシの川になっちゃってました。
水中観察もかなり広い範囲でやりましたが、
クロヨシは1匹しか見なくて、ひたすらシマばっかり。
ついでに前回沢山いたルリボウズも姿を消し、ナンヨウボウズも少なめ…。
何があったんでしょうか?
これとは別の、河川規模がもっと大きい川の上流も攻めたのですが、
どこまで遡ってもシマヨシのオンパレードでした。
(自分の心が折れるまで遡っても、という意味ですが…)
12月はシマヨシ祭りでも開催されているのか?
そして、ダム湖の上流河川も行ってみたのですが、
陸封と思われる小型のシマヨシだらけでした。
クロヨシは辛うじて1匹採れたのみ。
…ってゆうか、あれ、クロヨシでOKだったのかな…。
クロヨシはクロヨシで南西諸島ではキバラという爆弾を抱えてるわけで、
前回はキバラを求めて危険な山登りもしましたw(滝の上流側に行った)。
ま、その話はまた今度書きます。
ちなみに、上の写真は、ダム湖の上流河川で採った、陸封と思われるシマヨシです。
と、写真はこれで終わり~。
純淡水域では、他に、ユゴイ、タメトモハゼ、テンジクカワアナゴ(たぶん)、エソハゼ、ナンヨウボウズハゼなんかを採りました。
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